自分が成功して成果を出しても「いやいやそれは、たまたまですよ」などと言ったりしてませんか?それは”インポスター症候群“かもしれません。
インポスター症候群は聞きなれない言葉ですが、頑張り屋さんや成功者に多く、自分の自己評価が低い場合はインポスター症候群の可能性があるかもしれません。
「あっあてはまるかも?」って思った人は要注意です!
ちなみにインポスター症候群は負のスパイラルで苦しむ事をご存知でしょうか?
本記事では、インポスター症候群の特徴と原因と対策まで”まとめ”ましたので引継ぎ読んでみて下さい。
インポスター症候群とは?
インポスター症候群とは簡単に言えば”詐欺師症候群”と言われていて有能な人だったり、どんなに評価されても自分を過小評価しすぎてしまう人の事を言います。
例ですが
自分の力で何かを達成したり、周囲から高く評価されてもインポスター症候群の人はこう思ってしまいます。
{自分にはそのような能力はないよ
{いつか自分が無能なのがバレてしまうのではないのか?
{今回はラッキーなだけで自分の成果ではないのではないか?
{全然上手くできてない気がするよ
{自分が仕事ができない事がバレるんじゃないか?
そして最後には、自分の不安で潰れてしまいます。☜もう少し下で解説します。
インポスター症候群は優秀な人が掛かりやすい
ドミニカン大学の社会的に大成功した人でも70%の人はインポスター症候群に悩むと言う事が解っています。
例えば、フォーチュン誌が選ぶ「世界で最も有力な女性50人」の一人、米国フェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグ氏が、著書『LEAN-IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』で
- ミシェル・オバマ夫人
- エマ・ワトソン
- シェリル・サンドバーグ
等がインポスター症候群で苦しんでいたと公言しました。
とても優秀な人達ですよね?


参照サイト:米オンライン女性誌ザ・カット
エマ・ワトソン
画像引用:シネマトゥデイ
「私がやるほど、自分の不十分さの感覚が実際に高まるようになります。なぜなら、私はただただ行くからです。いつでも、誰かが私を完全に詐欺だと知り、私は何にも値しません達成しました。誰もが自分が思っていることや、誰もが私に期待していることに応えることはできません。それは奇妙です-時には[成功]は信じられないほど検証できますが、時には信じられないほど不安になり、バランスを少し崩すことがあります。あなたは自分自身に対する感じ方を世界の他の人がどのように認識するかを調整しようとしているためです」 — ルーキー、2013年5月
シェリル・サンドバーグ
画像引用:wired
「クラスで呼ばれるたびに、自分が恥ずかしそうになっていると確信していました。私はテストを受けるたびに、それがひどく行っていたと確信していました。そして、私は自分自身を恥ずかしがらなかったり、優れていたりすることはありませんでした。ある日すぐに、ジグが立ち上がるだろう…有能な人々が自己疑念に悩まされるこの現象は、名前を持っています—詐称者症候群。男性と女性の両方が詐称者症候群の影響を受けやすいが、女性はそれをより激しく経験し、それにより制限される傾向がある。」— Lean In、2013年3月
日本語訳
※一部参考
インポスター症候群の苦しみとは
インポスター症候群の苦しみとは、失敗の恐怖が主になります。
- 不安感
- 自尊心が低い
- 恥ずかしい
- 疑い
が常に心の中にあり、自分が出した成果を一切認められなかったり、素直に喜べない、自分を疑ったりと素直に受け入れないなど苦しんでしまいます。
インポスター症候群の特徴と原因
インポスター症候群には、代表的な特徴が6つあります。
診断も交えて自分がインポスター症候群の特徴か✔してみて下さい。
質問⓵✅自分が成功したプロジェクトなのに誰かを騙した気分になる⇒「あの人を騙したから自分が成功したのではないか?」と考える。
質問②✅成功しても「自分が無能ではないか?」とバレる気がする。
質問③✅成功しても小さな失敗に目がいって気になってしまう
質問④✅自分にしかできない事を成し遂げて、周りから「すごいねー」って言われても「こんなの誰でもできるのではないか?」と考える。
質問⑤✅自分の努力で成功したのにも関わらず「こんなラッキーなだけだよ」と考えてしまう。
質問⑥✅良い指摘されても「俺は無能でダメなんだ・・・」と自分が無能に感じてしまう。
どうでしたでしょうか?もし1つでも当てはまったらインポスター症候群の可能性が高いのかもしれません。
インポスター症候群の問題点
インポスター症候群の問題点は自分の能力と感情が噛み合ってない事が問題です。
例えば
- 本来は能力があるのに能力がない
- 褒められた事に対して喜ぶべきなのに自分でけなしてしまう
など自分の能力に対して感情とのギャップがありマッチしていない事が原因となっています。
なので先ほどの6つの質問で一つでも当てはまるならインポスター症候群可能性があると言う事になります。
なぜインポスター症候群になるのか?
インポスター症候群になりやすい人は、失敗に対しての恐怖が強い人がなりやすいです。
- 失敗したくない
- 失敗なんて絶対にできない
そう思う人ほどインポスター症候群になりやすいとされています。
なぜなら
{失敗をしたくない)⇒もっと働こう⇒結果を出しても満足しない⇒次は失敗するのでは?と常に恐怖がある⇒もっともっと頑張ろう! などと失敗をしたくないのでとても頑張ってしまいます。
インポスター症候群の人は、この負のサイクルにハマってしまうというわけです。
インポスター症候群の特徴として失敗が恐怖なのでちょっとしたミスだったり、良い意味でも指摘される事でも大きく凹んでしまうのもインポスター症候群の原因と特徴となります。
インポスター症候群になってしまうと自分を認めてあげる事ができないので自分をとことん追い込むはめになってしまいます。
インポスター症候群の対策法
インポスター症候群になってしまったら克服方法もあります。
- 仲の良い友達や信頼がある人に相談する
- 完璧を求めず失敗はもっと上にいけるものだと考え方を変える
- 日記やデータを書く
以上の事が効果がありそうです。
仲の良い友達や信頼がある人に相談する
友達やあなたが信頼のある人に悩み言う事で前向きな事が返って来る良い肯定的な言葉を浴びる事ができます。
例えば「なんかさー成功したけど俺のおかげでもないんだよね」などと自分の気持ちを友達など信頼のおける人物に言ってみると「なに言ってるんだよ!お前はすごいじゃん」って肯定な言葉で褒めて貰えるので自己評価が低いインポスター症候群には良い効き目です。
インポスター症候群の人は、普段から自分の自己評価が低いので褒めてもらえる事で「まーそうかもな・・」って思えるようになってくると思うので友達や信頼のおける人に自分の悩みを相談するのも手かもしれません。
完璧を求めない
完璧主義の人は完璧を目指そうとしますが、100%無理です。
完璧主義者の人に大事なのは、失敗の意味と知る事を自分を受け入れる事が大事になります。
完璧主義を治すにはセルフコンパッション(自己受容)がおすすめなのでこちらの記事も参考にして読んで見て下さい。
日記やデータを書く
日記や自分が成功したデータを書く事で自分の気持ちを客観的に見る事ができます。
インポスター症候群の原因は、不安や自分の成果を認められないところです。
- 不安に対しての解決⇒日記を書く事で客観的に自分を観察する事ができます。
- 自分の成果の疑い⇒データをとる事で自分の実力を目視して現実を知る事ができます。
不安や恐怖は主観的に見ると追い込まれるものですが、客観的になると「そんな不安になる事でもないじゃん」と思うようになります。
また自分が達成した評価は、データをとることでリアルに評価する事ができます。「このくらい努力してこれだけ成果が出たんだ!!やったーじゃん!」と腑に落ちると思います。
インポスター症候群の問題点【まとめ】
☞インポスター症候群とは、どんなに評価されても自分を過小評価しすぎてしまう人の事を言います。
通称”詐欺師症候群”と言われています。
☞インポスター症候群には、優秀な人が多く大成功した人でも70%の人が悩んでいる悩みとも言えます。
☞インポスター症候群の原因は、失敗からの不安感です。
☞インポスター症候群の問題点は、失敗との恐怖から常に頑張り過ぎてしまったり、不安によって成功してる自分を受け入れられない事です。また他人の小さな助言でも大きな失敗とも捉えてしまいます。
☞インポスター症候群を治す為には、自己受容・・特に”セルフコンパッション”などが必要になってきます。
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